仕事や結婚などで引っ越しが決まったとき、車を持っている人であれば、持ち続けたほうがいいのか、売ってしまったほうがいいのか迷うのではないでしょうか。

地方都市から、さらに地方の田舎へ引っ越す場合、車は生活必需品ですが、反対に公共交通機関が発達した大都会に引っ越す場合、車に乗らなくなる時間が増えます。そのため、人によっては、車を実家に置いておく人もいます。

私は、3ヶ月以上車を動かすことができないのであれば、売ってしまったほうがいいと考えています。一方、少なくとも3ヶ月に1回は車を動かす場合は、持ち続けてもいいと考えます。

この記事では、次の2つについて解説していきます。

1つ目に「なぜ多くの人はなぜ車を持ち続けようか悩むのか」、2つ目に「車を持ち続ける場合はどのようなことに気をつければいいのか」です。以下で詳しく解説していきます。

車を売るか、持ち続けるかのジレンマ

車を持ち続けようか、売ろうかと考えるときは具体的にどのような場面が考えられるのでしょうか。

具体的には「使用頻度」「利便性」「維持費」の3点のうち、どれか一つでも不満が出る場合です。

例えば「使用頻度」に関して言えば、車を買ったばかりでローンの支払いがまだ残っているとします。このような状態で、会社から転勤を命じられた場合「売ったほうがいいのか」「持ち続けたほうがいいのか」悩む人が多いです。

会社都合の転勤で赴任してから何年で帰任するかは、赴任する本人に知らされることはほとんどありません。

「1年間赴任してきて」など、具体的な年数が指示されている場合を含め、経済事情の変化などで、赴任期間が変わることもあるため、転勤する本人が転勤期間を予測するのは困難です。

そのうえ、実家に車を置いて遠方へ転勤する場合、たとえお盆と年末にしか乗らないとしても、車を維持し続けるとなれば自動車税や保険料などの維持費を支払わなければなりません。

「それなら、引っ越し前に車を売ってしまえばいいのではないか」と考える人もいるでしょう。たしかに、「維持費」で考えれば、車を売れば税金や保険料などの維持費がかからないため、良い選択のように思えます。

しかし、もしローンを組んでいた場合、新車を買ったときの価格と、車を売ったときの金額の差額を払い続ける必要があります。当然ながら、何も物を持っていないのにお金を払い続けるというのは嫌なものです。

また、「利便性」に関して言えば、車がないと日常生活に不便を感じる地域で自由に使える車がないと、人によってはストレスに感じるでしょう。車を売ってしまうと、タクシーなど別の交通手段を確保しなければならないからです。

上記に上げたように、「使用頻度」「利便性」「維持費」の3点のどれかひとつでも犠牲になってしまうと、売ってもいいのか持ち続けたほうが良いのか分からず、扱いに困ってしまうのです。

6ヶ月以上車を動かさないのであれば、売ってしまったほうが良い

私は引っ越しが決まって、6ヶ月以上車を動かさない可能性が高いのであれば、車を売ってしまったほうが良いと考えます。

なぜなら、車というのはたとえエンジンをかけなくても、常に価値が下がり続けているからです。つまり、少しずつ劣化しているのです。

自動車は長い時間動かさなければ、いざエンジンを動かしたときにエンジン内部の金属同士が摩擦でくっつき、エンジンがかからなくなります。

また、日本は朝晩の温度差が激しく、湿度が高い国です。そのため、雨や雪だけでなく朝露(あさつゆ)や霜(しも)が車体に付着します。

車体に使われている金属は、雨だけでなく朝露(あさつゆ)や霜(しも)に含まれる窒素酸化物(ちっそさんかぶつ)などの化学物質と反応します。これが原因で、車の塗装表面にサビが発生してしまうのです。

サビが発生しないコーティング車も存在しますが、少なくとも2ヶ月に1回は洗車をするべきです。仮に年単位で屋外に放置し、洗車もしないなど塗装のメンテナンスをしなければ、車の表面の塗装が劣化してサビがひと目でわかるようになります。

当然ながら、車を売るときになって「サビついているから」という理由で、買取価格が大幅に下がる可能性も十分考えられます。

そのため、6ヶ月以上車を動かすことができない場合は、例えローンの返済があったとしても、車を売ってしまったほうが良いのです。

車を維持するのにも高額な費用がかかる

日本では車を維持するだけでも高い維持費が必要です。例えば、普通自動車を持つ場合、維持するだけでも以下のような費用が発生することになります。(2017年8月時点)

維持費名 内訳 年間維持費
自動車税 排気量:2354cc  45,000円
自動車保険 12等級 26歳以上 車両保険付き  68,000円
12ヶ月点検  整備料  15,000円
車検代金 120,000円÷2年 60,000円
駐車場代  1ヶ月10,000円として  120,000円
維持費合計  308,000円

実際はこの費用に、車両本体価格のローン返済金も加わりますので、人によってはこの倍近くかかる人がいるかもしれません。

また、車というのは乗らなければそれだけ価値が下がっていきます。具体的にどのように価値が下がっていくかというと、前述の通り外装の塗装が日射の影響で剥がれたり、変色したりしてきます。

また、車の中の金属部品同士がくっついたり、電気を供給する電線がサビついたりするなど、長期間乗らないことで激しく劣化する部品が車にはあります。そのため、次回の車検のときに交換する部品が多くなり、車検を含めた総維持費が高くなります。

車を持ち続ける代わりに、カーシェアリングなどのサービスを利用して車を持つ

人によっては、車を手放してしまうと必要なときに車に乗れない人がいるかもしれません。

たしかに、地方の公共交通機関が発達していない地域に暮らして居る人で、家に車が1台しかないのであれば車を維持し続けたほうが良いかもしれません。

しかし、「カーシェアリング」を利用できる場所に住んでいるのであれば、車を売ってしまっても生活に支障がでることはないといえます。

カーシェアリングとは、簡単にいうと「車を使いたい人が、使いたいときだけ利用できるサービス」です。

私の場合、「タイムズ・カー・プラス」というカーシェアリングサービスを利用しています。旅行先まで電車で行き、現地でカーシェアリングを使って移動するのに便利です。

事前に利用したい車と時間帯を指定し、空きがあれば利用することが可能です。

さらに、国産車の倍の料金がかかりますが、ヨーロッパメーカー(MINI、Audiなど)の外車も使用可能です。例えば、国産車を月に5回、2時間程度の買い物へ出かけると仮定して考えてみます。

15分の利用が約210円なので、10時間利用すると、月にかかる費用は約8400円ほどです。1年間で計算しても100,800円と、10万円前後の費用しかかかりません。もちろん、ガソリン代もこの費用に含まれています。

このようにカーシェアリングなどを利用することで、車を持っているときと変わらない生活をすることも可能になります。

車を持ち続ける場合の保管方法

車を売らずに持ち続けるなら、可能な限り車が劣化しないようにしましょう。そうしなければ、次に車に乗ったときにエンジンが回らなかったり、走行中にタイヤがパンクしたりするなど事故を引き起こす可能性があるからです。

具体的には次に紹介する6つのポイントをおさえれば大丈夫です。

  1. バッテリーのターミナル(接続端子)を外す
  2. ガソリンを満タンにしておく
  3. 直射日光や霜・朝露(あさつゆ)にさらさない
  4. パーキングブレーキ(サイドブレーキ)は解除しておく
  5. タイヤの空気圧を確認する

具体的な方法は、「長期間乗らずに放置する車は、どう保管すればいいの?期間別の保管方法を紹介」で詳しく解説しています。

長期保管に関して不安があれば、ディーラーや整備工場の整備士などに相談する

ここまでで車の保管方法を列挙してきました。しかし、保管する状況というのは地域や駐車場の立地によって異なります。そのため、適切な保管方法というのは一台一台違っているといえるでしょう。

そこで、保管する前にあなたの地域にある自動車販売店で「長期間車を動かさない場合の注意点はあるか」と、直接相談することをオススメします。

たとえば、極端な話をすると北海道と沖縄では湿度も気温も全く異なるため、保管時の注意点が異なります。さらに、豪雪地帯の屋外に車を保管しているのであれば除雪が必要になることもあるでしょう。

このようなことから、地域によって保管方法が異なるといっても過言ではありません。

ここまでのアドバイスから、6ヶ月以上エンジンを始動することがないのであれば車を売ってしまいましょう。また、車を持ち続けようと判断したのであれば、適切な保管方法で保管するようにしましょう。


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