車を売却するとき、どのような流れで手続きがを進めれば良いのか気になりますよね。
基本的な流れは5ステップになります。
- １ 買取店を選ぶ
- ２ 査定してもらう
- ３ 必要書類を揃えて手続き
- ４ 車両の引き渡し
- ５ 入金確認
ただ、この中で最も重要なのは「買取店を選ぶ」「査定してもらう」の2つです。
この2つを押さえておけば、車を高く売るのに失敗することはありません。
では、具体的に何を気を付ければいいかというと次の3ポイントです。
- 買取相場の確認
- 車の掃除
- 複数の買取店の比較
この3ポイントを意識して売却を進めれば、可能な限り高い査定金額を引き出すことができます。
この記事では3ポイントを踏まえて、7ステップに分けてそれぞれの手順を詳しく解説していきます。
(Step1)査定の相場金額を調べる
車の査定を依頼する前に、ディーラーの下取り金額がいくらか調べるようにしましょう。これは、悪質な買取店に当たってしまった場合に安く買い取られるのを防ぐためです。
ディーラーが公開している下取り額は、相場金額を知らないまま売却を進めてしまうと、買取店が提示している金額が高いのか安いのか判断することができません。
たとえば、あなたが査定相場の金額を知らないまま査定を依頼し、「うちは出せても、30万円が限界ですね〜」と言われたとします。
この「30万円」という金額は、事前に相場金額が分かっていなければ高い金額なのか、安い金額なのかわかりません。
では、最低でも35万円以上にはなりそうだと分かっていたらどうでしょうか？30万円が安く買い叩かれていることがわかりますよね。
このように、査定を依頼する前に買取金額が安いのか高いのか、判断することが大切になります。
(Step2)買取店のリサーチと売却方法を決める
車の売却方法は大きく分けて、次の2つがあります。
- 下取り
- 買取り
「下取り」はこれからあなたが車を購入するときに、ディーラーに今乗っている車を引き取ってもらう代わりに値引きしてもらう方法です。
たとえば、300万円の車の購入を検討している場合、ディーラーに50万円で乗っている車を下取りしてもらえば、支払い総額が250万円で済みます。
もう一つが「買取り」です。買取りはあなたの車を車の買取店に一旦売却して現金にすることです。たとえば、買取店に査定を依頼して、ある会社は45万円、別の会社は55万円を出した場合、査定金額55万円を提示した査定会社に買い取ってもらうことが可能です。
また、買取金額は銀行振込で買取金をいったん受け取ることができるため、次の車の頭金にするのはもちろん、違う用途に使うことも可能です。
どちらがおすすめかと言われれば、買取店を使うほうが良いです。それは、ディーラーの下取りと違って査定金額を何社も比較し、高く買い取ってくれるお店に売却することができるからです。
買取店の選び方で失敗しない方法とは
ただ、買取店のほうが高く買い取ってもらえますが、注意しなければいけない点が1点だけあります。それが、査定金額を比較することです。
高く買い取ってもらえるはずの買取店に依頼したはずなのに、相場金額よりも安く買い取られてしまうケースがあります。このように買取店を選んでも失敗してしまう原因は、査定額を比較しなかったことで起きます。
たとえば、1社だけに査定を依頼した場合と、3社に査定を依頼した場合は後者のほうが査定金額を比較できるため、明らかに買取金額が安い悪質業者を避けることができます。
一方、1社しか査定を依頼しない場合、提示された金額が安い金額なのか高い金額なのか判断することができません。
このように、買取で失敗しないコツは査定金額を比較することにあります。
(Step3)査定前の準備
査定を申し込んだあと、買取店で査定士にチェックしてもらうまでに査定金額を上げるためにやったほうが良いことがあります。
- 付属品やオプションなどのチェック
- 洗車などのメンテナンス
具体的には上記の2点を査定前に行なうと査定金額が高くなりやすいです。
付属品のやオプション品を出す
付属品やオプション類は購入時から付属のものもあれば、オプションで別途購入している場合もあります。
たとえば、スマートキーを利用している場合、下の写真のようなスペアキーが付属しているはずです。
この場合、スペアキーが無いことによって査定額が1万円ほど下がってしまう場合があります。
また、ETC機器やカーナビなどを取り付けた場合、使わなかった付属の部品や、純正品を使わずに保管している場合もあるかもしれません。
その場合も、査定のときに一緒に出すとプラス評価につながります。
洗車など軽く手入れをする
査定前にちょっとした手入れをするだけで、査定金額を上げることができます。車をチェックするときに、最初に見た第一印象が良いと、「きちんと手入れがされてるから、すぐに買い手が付きそう」という印象をもってもらえます。
たとえば、下の写真のように車が汚れた状態で査定に出すと「このオーナーさん、車の手入れしてなさそう……」という印象を持たれてしまいます。
手間をかけずに洗車するなら、ガソリンスタンドにある「コイン洗車」を利用すれば簡単にキレイにできるのでオススメです。
実際に利用するなら、「シャンプー洗車 + ワックス」がオススメです。ワックスを利用することで光沢が出るので、よりキレイにしている雰囲気を出すことができます。
洗車を実施した後は、下の写真のように水滴を拭き取っておけば大丈夫です。
また、車内にもお菓子のクズや靴についた砂などが床に落ちています。そのため、下の写真のように掃除機を使ってシートの隙間に挟まっているゴミを取り除いたり、フロアマットもホコリを払うなどしておきましょう。
洗車で数百円の費用がかかりますが、たったこれだけで故障のリスクが少ない車と判断されやすくなるので、洗車しないで査定に出すより1万円以上高く買い取られるでしょう。
(Step4)査定を受ける
査定当日は、下記の写真のように査定士が一人で車をチェックします。
査定中に査定士が車を見ながらいくつか質問をしてきますが、必要のないことを喋ってしまったばかりに、安く買い取られてしまう恐れがあります。
そこで最低限、次の5つのポイントを念頭に置いて査定士とやり取りすれば、安く買い取られるのを防ぎ、高く買い取ってもらうことができます。
- すぐに売ることを伝える
- プラスになるポイント（駐車場は屋根付等）をどんどん伝える
- 希望額を言わない
- 他社の金額も引き合いに出す
- 即決しない
査定で聞かれるポイントについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
(Step5)必要書類や手続きの準備
売却先を決めたら、その場ですぐに車を引き渡すことができます。しかし、場合によっては書類の書き換えが必要だったり、市役所で取得手続きを進めなければいけないケースもあります。
具体的に必要になる書類は次のとおりです。
- 自動車検査証（車検証）
- 自動車税納税証明書
- 自動車損害賠償責任保険証明書（自賠責保険証明書）
- リサイクル券
- 印鑑登録証明書
- 印鑑登録証明書に登録してある「実印」
具体的な書類の画像や紛失時の入手方法はこちらの記事でも詳しく説明しているので、合わせてチェックしてみてください。
(Step6)車両の引き渡し
車両を引き渡す際は、「忘れ物チェック」と「ナビに登録した個人情報の削除」を念入りに確認するようにしましょう。
車両を引き渡した後は、よほど良心的な買取店でなければ忘れ物が合っても処分されてしまう恐れがあります。
たとえば、上記のようにCDやSDが入りっぱなしになっている場合があります。
また、ダッシュボードの中やシートの下に、紛失したと思っていた持ち物が転がっている場合があるので忘れずチェックするようにしましょう。
また、カーナビも初期化するのを忘れないようにしましょう。自宅住所や勤務先、実家の住所などの個人情報が含まれているため、悪用されないためにも忘れず行ってください。
最後に、今まで車と紡いできた思い出を忘れないためにも、家族と一緒に記念写真を撮っておくと良いでしょう。素敵な思い出になること間違いありません。
(Step7)入金の確認
さいごに、全ての買取が完了したら、入金が行われたか確認するようにしましょう。
多くの場合、銀行振込で買取金が支払われます。買取店によって支払いのタイミングは違うため、買取店から指示された期間は振込を待つようにしましょう。大抵は、車を引き渡してから1週間以内には振り込まれます。
もし、1週間経過しても振込が確認できない場合、手違いの可能性があるため、買取店に確認しましょう。
なお、買取金を次の車の頭金にしようと考えている場合は、買取店に「○月○日までに頭金を支払うことになっているから、対応して欲しい」など相談するようにしましょう。
まとめ
ここまで解説してきたように、車買取ではこの7ステップの流れに沿って売却を進めれば安く買い叩かれるような失敗はないでしょう。
車の掃除やメンテナンスなど面倒に思われたかもしれませんが、ちょっとした手間を書けるだけで何万円も得するのであれば安いものではないでしょうか。
この記事を参考に、あなたの車を高く売るようにしてください。
車を売るときにもっとも大切なのが、「査定額を比較する」ことです。今まで大切に乗ってきた車だからこそ、最後は高く売りたいですよね。
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一括査定サイト違って1社だけに依頼するので、一括査定で起こりがちな「電話が鳴り止まなくて困る」「比較している最中に売却を強要される」というトラブルも起きないので安心です。
今まで長い時間を過ごしてきた愛車だからこそ、少しでも高く売れたほうが嬉しいですよね！
