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寒冷地へ引っ越すなら寒冷地仕様の車に買い換えるべき理由

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引越しすることが決まり、車をどのように扱えば良いのかわからない人は多いです。なぜなら、住む環境によって必要とする車の機能が変わるからです。

これは、日本全体で考えると気候が大きく違ったり、地方と都市で道路の大きさや車の保管場所の費用が変わったりすることが理由にあります。

特に気温が氷点下を下回ることがない地域から、朝晩の気温が氷点下15度以下になる寒冷地に引っ越す場合、積極的に車の買い替えを考えるべきです。

なぜなら、寒冷地仕様の車でないと冬は非常に寒い思いをしながら運転したり、最悪の場合バッテリーが上がって車を動かせなくなったりすることがあるからです。

では、寒冷地仕様車を使うことでどのようなメリットがあるのでしょうか。寒冷地仕様車が通常仕様の車より優れている点について説明していきます。

寒冷地仕様車とは

寒冷地仕様車は、一般に発売される車(通常仕様車)と異なる部品が使われています。具体的には、「強化されたバッテリー」「サビを防ぐ加工」「重い雪も払えるワイパー」などです。そのため、金額的には新車の場合、通常の車よりも5〜10万円ほど高くなります。

寒冷地仕様車の装備は、厳寒の地域で暮らしていくにはあった方が断然良いものです。なぜなら、通常仕様の車では寒冷地に対応しきれない機能があるからです。

バッテリーとオルタネーター(発電機)

車にはエンジンを始動するときに必要になる「バッテリー」と、エンジンがかかってからライトを点灯させたり音楽を聴いたりするための「オルタネーター(発電機)」が搭載されています。

上記の写真の中にある、赤丸で囲まれたものを「バッテリー」といいます。また、以下の写真にある赤丸で囲まれたものを「オルタネーター(発電機)」といいます。

寒冷地仕様車は、バッテリーの容量が大きく、オルターネーター(発電機)もよりたくさん電気を発電できるようにパワフルなものが使われています。なぜ寒冷地仕様車は、これほど電気関係の部品が強化されているのでしょうか。

電気の学問に関する難しい話はここでは割愛しますが、気温が低くなればなるほどエンジンをかけるときにより大きな電気が必要になるからです。

また、エンジンがかかってからも窓についた氷を溶かしたり、ヒーターで室内を温かくしたりする電気を確保する必要があります。

さらに、寒冷地のなかには東北の日本海側など降雪量が多い地域もあります。

吹雪などの視界が悪い場所での運転中に視界を確保するためには、「フォグランプ」という他の車に自分の車の存在を知らせたりするランプを使用することがあります。このランプは電気を多く使います。

車のエンジンをかけてからしばらくは、オルタネーターで発電する電気の量が不十分なため、足りない電気をバッテリーから供給します。

しかし天気が悪く気温が低い上に、近所のスーパーへ買い物だけでしか車を使用しない場合、エンジンを動かしてからオルタネーターでバッテリーに充電する電気より、バッテリーから放電する電気の方が多くなります。

通常仕様車ではいずれバッテリーから使える電気がなくなり、車が動かないということになってしまいます。

このようにバッテリーが上がって車が動かなくなるのを防ぐために、寒冷地仕様の車はバッテリーが大きくなり、車が動かない事態を回避するようにできています。

防サビ対策

寒冷地の朝の気温は非常に低く、路面が凍結していることは日常茶飯事です。このとき、路面の雪を溶かすために融雪剤(塩化カルシウム)というものが使われます。いわゆる「塩カル」です。

融雪剤を道にまくと、凍結した路面の氷が溶けて車が走行しやすい状態になります。しかし、融雪剤にはデメリットがあります。それは、融雪剤は車のサビの進行を早めてしまうことです。

融雪剤に含まれる塩分が車の塗装面に付着すると、水分と反応しやすくなり、サビを急速に進行させます。そのため、寒冷地仕様車ではこのサビを防ぐために、防サビ加工が行われます。

具体的には、寒冷地仕様車はサビやすい部分にサビにくい金属を使用したり、サビにくい塗装が施されていたりします。

通常仕様車はこの防サビ加工が不十分です。さらに、寒冷地ではガソリンスタンドの洗車機が凍結して使えないことなどから車を頻繁に洗う人は圧倒的少数です。

そのため、塩カルと水分が反応してサビが進行し、上記の写真のように車の部品にサビが浮き出てきてしまいます。最悪の場合この金属に穴が開いて車の故障につながります。

寒冷地仕様車はこのようなことにならないよう、サビにくい金属やサビ防止の塗装が使われています。

ワイパー

寒冷地仕様車は、ワイパーのモーター出力が通常仕様の車に比べると強力になっています。

例えば、大雪が降ってフロントガラスに雪が積もったとします。このとき、寒冷地仕様のワイパー(スノーワイパーブレード)であれば、ワイパーを動かすモーターが強力であり、ワイパーが窓に張り付くのを防ぐ仕様があるため容易に雪を払い落とせます。

一方、通常仕様車は窓ガラスにワイパーが張り付き動かなくなることがあります。また、走り出したら天板の雪がフロントガラスに落下し、雪を持ち上げられないこともあります。

私自身、寒冷地仕様車に乗っていますが、特に重宝するのが「スノーワイパーブレード」です。

私自身が経験したこととして、大雪が降った翌日、ガラスの雪だけを取り除いて走行していました。本来であれば窓の雪だけでなく天板に乗っている雪も下ろして走らせるべきだったのですが、時間がなかったので天板の雪を取り除かず走り始めてしまいました。

車で走り始めてすぐは何事もなかったのですが、気温が少しずつ上がってくると天板に積もったままの雪が溶けて少しずつフロントガラスに落ちてきていました。

そして、下り道を走っているときにカーブに差し掛かったのでブレーキをかけたところ、天板の雪が勢い良くフロントガラスに滑り落ちてきました。

このとき、雪は水分を含んでいるため非常に重くなっています。寒冷地仕様車でワイパーの雪を払いのける力が強力だったため、滑り落ちてきた雪をワイパーで容易に払いおとすことができました。

もし、通常仕様の車でこの雪を払い落とせないまま走り続けなければいけなかったらどうなるのでしょうか。

最悪の場合、車や人に衝突していたでしょう。この経験から、手間を惜しまずに除雪すること、地域にあった車を選ぶことは重要なのだと痛感しました。

このように、寒冷地仕様車は重い雪でも容易に払い落とせるように、スノーワイパーブレードなどの強力なワイパーが重宝されているのです。

エアコン

寒冷地仕様の車は、エアコンの吹き出し口の数が通常仕様の車より多くなっています。さらに、通常仕様の車は運転席で車内の温度調整をしますが、寒冷地仕様車後ろの席で温度の調整ができるようになっています。

なぜこのような仕様があるのでしょうか。それは、車体が大きくなって奥行きが長くなるほど、前席と後席に温度差ができてしまうからです。

そもそも、車の暖房はエンジンで発生した熱を車内に送り出すことで、車内を温めています。

たいていの車のエンジンは一番前にあります。通常仕様車のエアコンは、正面のエアコンの吹き出し口から奥に向かってそのまま送風します。そのため途中で空気が冷やされ、前の座席が温かくても後ろの席が寒いということが起きてしまうのです。

これでは、前席の人が快適になるよう温度調整すれば後席の人が寒くなり、後席の人が暖かくなるよう温度調整すれば前席の人が暑くなります。

寒冷地仕様の車は、このような車内の温度差が発生しないようなっています。具体的には、車内に温風の吹き出し口を増やして温度差が生まれないよう空気を素早く循環させたり、エンジンから後席に直接温風を送ったりするなどです。

まとめ

冬に気温が非常に低くなる厳寒地に対応した車として、寒冷地仕様車があることを説明してきました。

関東や四国といった雪がほとんど降らない地域ではなじみのない車ですが、北海道や東北、信越など朝晩は氷点下で降雪量が多い地域に引越しが決まり、車を買い替えるのであれば寒冷地仕様車を選択するようにしましょう。

また、今乗っている車を売るときは車を下取りとして販売店に出す前に、複数の中古車買取店に査定を依頼するようにしましょう。なぜなら、買取店によって査定価格が大きく異なるからです。

寒冷地仕様車を購入するときは通常仕様車に比べると10万円ほど高くなります。しかし、今あなたが使用している車を複数の買取店に査定依頼することによって安い査定額と高い査定額に、10万円以上の差額が生まれる可能性は高いです。

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最初に査定・下取りを依頼した業者より10万円高く売ることができれば、通常仕様車の価格で寒冷地仕様の車が手に入るようなものです。

このようなことがあるため、買取・下取りを依頼するときは複数の業者に査定を依頼し、高額で売却した上で寒冷地仕様車を手に入れるようにしましょう。


車を売るときにもっとも大切なのが、「査定額を比較する」ことです。今まで大切に乗ってきた車だからこそ、最後は高く売りたいですよね。

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