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3月が新車購入と中古車売却をするのに最高な2つの理由

3月の売却
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「そろそろ新車に乗り換えたいなぁ」と考えつつも、車を売るのに適したタイミングがいつか分からず悩んでいるのではないでしょうか。

新しい車に乗り換えるからには、いまある車を1円でも高く売りたいですよね。また、新車を少しでも安く買いたいものです。

実は、1年の中には車を売るのにもっとも適したタイミングがあります。それは、2月中旬〜3月中旬です。このページでは、なぜこのタイミングで売った方がいいのか解説していきます。

新車購入も中古車売却も得をするのは3月

私が3月に査定をオススメする理由は、下記の2つです。

  1. 3月までに車を売却してしまえば、「自動車の純粋な査定額がわかる」こと
  2. 中古車買取店と新車ディーラーが、お得なキャンペーンを実施していること

3月中は自動車の純粋な査定額がわかる

もしあなたが、本当に1円も損したくないのであれば、3月に売るべきです。なぜなら、4月〜翌年2月までは売却の際に自動車税還付金が査定額に含まれてしまうからです。

売却日から次の3月まで、未経過月分の自動車税が1ヶ月単位で戻ってきます。たとえば、4月中に車を売った場合、5月から翌年3月までの11ヶ月分の自動車税が査定額に含まれる形で戻ってきます。

つまり、買取店はこの自動車税還付金を操作して、査定額を高く見せることができます。

自動車税還付

たとえば、4月2日に車を売ったとします。この場合、5月〜翌年3月までの11ヶ月分の自動車税還付分は買取額のなかに含まれます。

ただし、4月1日に車を保有していたため、すでに車があなたの所有物でなくても翌年3月までの自動車税をあなたが納税しなくてはなりません。

上記の例であれば、実質支払う自動車税は4月の1ヶ月分だけですが、売却をした後で1年分の自動車税を納税しなければなりません。

3月に売った場合は、翌年度分の自動車税を支払う必要がありません。また、自動車税の未経過月分がないため提示される査定額は、純粋な車両価格になります。

一見すると、3月中に売っても、4月に売ってもトータルで見ると損しているようには見えませんね。

実際には、4月以降の売却では、査定額の中に「自動車税還付分」のような形で明記されている場合と、「税金の還付・本体価格などすべて込みの査定額」のような形で明記されない場合があります。

つまり、4月以降に売る場合は査定額を曖昧にして一見高く見えるように操作することができてしまうのです。

たとえば、3月に売った場合は50万円の査定額がつくとします。4月に売った場合も50万円で、支払い済みの自動車税が戻る金額3万円を加えて、53万円が査定額になるとします。

この場合、中古車買取店は51万円で提示して来ることもあります。一見すると3月より4月の方が高くなっているように見えますね。しかし、実際には買取店のほうが2万円得しています。

このように買取店のペースに乗せられないためには、3月に売却することが大切になります。

それでも不安な場合、複数の中古車買取店に査定してもらうことで、あなたが損するのを防ぐことができます。上記の例の場合、1社目が51万を提示してきたとしても、2社目、3社目で53万円の額を提示してくれます。

あなたの車を買取り、次のお客さんにその車を売ることで中古車買取店は利益を得ています。純粋にあなたの車を買い取れれば、利益に繋がります。

そのため、自動車税分のお金をきちんとあなたに支払ってでも、あなたの車を買取りたい買取店はいます。

3月に売却する際には、複数の買取店に査定を依頼するのも車を高く売る一つの手になります。

納税前の3月は買取店が買取強化をしている

また、自動車業界には1年間で2回大きなキャンペーンを実施する時期があります。それは、「3月」と「9月」です。ただ、3月のほうが中古車買取店の買取額、新車購入時の割引率が圧倒的に高いです。

自動車業界のキャンペーンは、税金のタイミングが重なる3月に集中的におこなわれていました。しかし、キャンペーンが年に1回では収益が上がらないということで、9月にもキャンペーンがあります。

ただ、9月は年度末にあたる2月〜3月に比べると、お客さんが車の買い替えを検討するようなことが少なく、キャンペーンのサービス内容が3月ほど良くはありません。

では、3月は具体的にお客さんがどれくらい得をするのでしょうか。これは、買取店によってキャンペーン内容が異なるため、一概には言えません。

たとえば、通常より2〜3%買取額を上乗せする買取店があります。また、買取と同時に店頭の中古車購入も一緒にする場合、整備料(4〜5万円相当)をサービスするといった店もあります。

「たった数パーセント?」と思うかもしれませんが、50万円の2パーセントでも1万円、100万円なら2万円です。

このように、買取店によって買取強化の時期に提供しているサービスが異なるため、査定のときにどんなサービスがあるか確認するようにしましょう。

3月は新車購入がもっともお得になる

また、1年間の中でもっとも新車登録(新車の購入)が多いのが3月です。

上の図は日本自動車販売協会連合会が発表している「新車・年別販売台数」をグラフにしたものです。

このグラフからわかるように1年間の中でも、3月は特に新車販売台数が多くなる時期です。新車を販売するディーラーも自動車メーカーから「販売奨励金」というお金が支給されます。

販売奨励金は、「車を購入するお客さんの割引」に充当するためのお金になります。

そのため、新車のディーラーはこの時期に合わせて「決算商談会」などといった形で様々な割引や、有料オプションの無料サービスなどの特典を用意することができます。

具体的には、オプション装備の価格割引をしたり、有料のコーティングを無料でおこなったりしてくれるでしょう。

私も車の購入は3月にするようにしています。慣れていないうちは、見積もり価格から割引をしてもらうことを最初は考えていました。

しかし、今ではあえてオプションほとんど含めないまま見積もり書を出してもらって、追加のオプションを安く入れてもらうという方法をとっています。

たとえば、通常のライトからさらに明るいライトに安く変更してもらえるか交渉したり、通常3万円するようなコーティングを1万円にしてもらったりするなどといった具合です。

実際、私自身がこのコーティングをしたおかげで売却のときに、「塗装の状態が非常にいい」と評価してもらい、20万円以上査定額が上乗せされました。

このように、3月は多少無理な交渉を新車ディーラーにしても、意外と通りやすいです。

新車購入時の注意点

新車を購入する際に注意することがあります。それは、売却する際には自動車ディーラーに下取りしない場合の見積もりと、下取りする場合の見積もりの両方をもらうことです。

もしどちらかしか出せないという場合は、「下取りなし」の見積もりを出してもらうようにしましょう。

なぜこのようなことが必要かというと、割引してもらった金額を中古車の下取り価格から充当する場合があるからです。

たとえば、新車ディーラーが下取り価格を40万円であなたに提示したとします。しかし、商談を進めていき、あなたは合計10万円の割引を受けることがわかりました。

ところで、この10万円は本当に「割引」なのでしょうか。実は新車ディーラーは、本来50万円で下取りできるのを、あえて40万円で提示して10万円分の余裕をもたせておくことがあります。

この10万円分の余裕を、あなたに「割引」として提示していることもあります。それなら、中古車買取店に50万円で買い取ってもらって、新車ディーラーに価格交渉をして数万円安くしてもらうほうがお得です。

これは「下取りなし」の見積もりを出してもらわない限りわかりません。そのため、新車購入の際は、「下取りなし」の見積もりを出してもらいましょう。

3月に売って損する人はいるのか?

ここまでお伝えしてきたように、3月が車を買い替える時期としては最も適した時期ということになります。

ただ、「車を買ったのが10月で、今年で6年目。直近の車検を通して1年も経過していない。次の3月に売ると車検で支払った重量税分損をしてしまうのでは」と考える人がいるかもしれません。

このように、3月の売却がお得にならない場合もあるのではないかと考える人もいるでしょう。車検のときに納税する自動車重量税は、2年(新車購入時は3年)分まとめて支払います。重量税は残念ながら車検までに未経過分があっても、還付の対象になりません。

ただし、前述のようにキャンペーンが利用できる時期であれば、次の車検まで1年以上ある人にとっても損することはないでしょう。

自動車重量税未経過で損する金額よりも、買取強化キャンペーンでプラスされる金額の方が大きいことが多いからです。

たとえば、中古車買取店が決算時期におこなっている買取キャンペーンであれば、他社と査定額を比較していることを伝えることで、通常では1万円程度のプラスになるところが、プラス3〜5万円になることがあります。

このようなことができるのは、決算時期は買取店にある奨励金などで、通常より買取価格を上げることができるからです。

これだけの金額がプラスされれば、重量税の未経過月分の費用を相殺できるだけでなく、トータルで見るとお得になります。

このように、3月に車を売却して損する人は少ないといえるでしょう。

まとめ

ここまでお話ししたように、新車に買い替える時期として、もっとも適した時期は2月中旬から3月下旬になります。

また、売却の際や新車に買い替えるときには、「買取強化キャンペーン」や「決算割引」などのサービスがあるか念入りに確認してください。

前述のように、新車ディーラーへ下取りに出すと、割引されているように見えてもトータルで損することもあります。このようなことを防ぐため、下取りとして新車ディーラーに買い取ってもらうのではなく、中古車買取店に査定してもらうようにしましょう。

さらに、査定を依頼する中古車買取店も1社だけでなく複数の店舗に査定を依頼して、査定額を競争させて査定額を引き上げるようにすれば、ローンを組むときや頭金を支払うときに、あなたの金銭的な負担を減らすことができます。

売却に適したタイミングをしっかり理解し、新車をお得に手に入れるようにしましょう。


車を売るときにもっとも大切なのが、「査定額を比較する」ことです。今まで大切に乗ってきた車だからこそ、最後は高く売りたいですよね。

実際に私が車の売却をしたときも、最初にディーラーに買取を依頼したときよりも、なんと23万円高く買い取ってくれました。

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