単身赴任で地方や田舎から都会へ引っ越すことが決まったとき、車を手放すかどうか悩みますよね。
普段乗らない車に高い維持費を支払い続けるのも嫌ですが、車がなくなってしまうと帰省するときの移動手段が無くなってしまいます。
このページでは、実際に車を手放してしまった場合に考えるべきメリットとデメリットを解説していきます。
メリット1:単身赴任中に車の税金・維持費がかからない
車を手放すことによって、単身赴任中に無駄な税金を支払う必要がなくなります。
具体的に車を維持し続けるために必要になる費用は次の3つです。
名称 | 支払う時期 | 還付金 |
---|---|---|
自動車税 | 毎年5月頃 | × |
自動車重量税 | 車検ごと | ○(月割り) |
自賠責保険 | 車検ごと | ○(月割り) |
自動車税は、車種に関わらず4月1日時点で車を所有している人が一括で納める税金です。
法的には廃車するときに還付金が戻ってくる事になっているため、売却のときに自動車税の還付金は明記されません。しかし、実際には買取金額に含めた形で支払われるため、早く売却するほど手元に残る金額が多くなります。
また、車検のときに支払う自動車重量税と自賠責保険も売却のタイミングが早いほど還付される金額が大きくなります。
反対に、乗らない期間が長くなるほど負担しなければいけない税金な増えることを押さえておきましょう。
メリット2: 帰任後に好きな車に買い換えられる
単身赴任前に車を手放すことで、帰任後に好きな車に乗り換えることができます。やむを得ず車を手放す理由として、「単身赴任」はもっともな言い訳になるからです。
たとえば、今乗っている車から新しい車に買い替えたいとします。何かのきっかけがあれば買い換えられるものの、車が故障したりしない限り買い換える「きっかけ」がありません。
そこで、単身赴任を言い訳に車を売却してしまうわけです。
単身赴任が終われば地方での生活に戻るため車が必要になります。そのとき、もっともらしい理由をつけて欲しかった車を手に入れられます。
たとえば、SUVに乗りたい場合は「家族でアウトドアを楽しみたいから、悪路の走行に強いSUVが適している」と言い訳ができます。
メリット3:赴任中に故障の心配がない
単身赴任中に長期間車を放置する場合、車の故障を心配しなければなりません。放置状況によっては、お盆や年末に帰省したときにエンジンがかからなかったり、パンクしたりしていることがあるからです。
順位 | 救援依頼内容 | 全体比率 |
---|---|---|
1位 | 過放電バッテリー | 20.6% |
2位 | タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足 | 13.2% |
3位 | キー閉じ込み | 6.8% |
4位 | 事故 | 6.0% |
5位 | 破損/劣化バッテリー | 5.5% |
出典:JAF
上記の表はロードサービス大手のJAFが公表している「2017年度のロードサービス救援依頼内容」を表します。
救援依頼内容の上位5位のうち、車両放置によって起きるバッテリーとタイヤ関連のトラブルが多いことが分かります。
つまり、単身赴任から帰ってきたらバッテリーが上がってしまっていたり、タイヤがパンクしてしまっていたという事態にもなりかねません。
車を手放してしまうことで、次に乗るときに乗れない事態を避けることができます。
メリット3:単身赴任中に好きな車に乗れる
実は、カーシェアリングやレンタカーを利用すれば、単身赴任中に好きな車に乗れます。
たとえば、タイムズのカーシェアリングを利用した場合、国産車だけでなくBMWやAudiなどの輸入車に気軽に乗ることができます。
乗りたかった車を気軽にためしてみることができます。また、買い物に2時間だけ行きたい場合、買い物の大きさや駐車場の大きさに応じて、車を借りることもできます。
デメリット1:帰省するときの車がない
まず1つ目のデメリットは、帰省するときの車がないことです。特に、地方の公共交通機関が発達していない地域に帰省するときは、車が無ければ帰宅できません。
この場合、単身赴任先で車をレンタルするか、帰省先の最寄り駅から車をレンタルして帰省する方法があります。
お盆や年末年始は都心部でのレンタカーの利用率が高く予約できない場合が多いです。その場合、下図のように帰省先の最寄り駅まで新幹線で移動し、駅から自宅まではカーシェアリングやレンタカーを利用して帰宅することができます。
たとえば、帰省中の3日間だけ車をレンタルするとします。この場合、レンタカー代だけでも2〜3万円の費用がかかります。
ただ、前述のように自動車税などの税金や保険代金を支払い続けることを考えれば、安く済みます。売却することで帰省するときに気軽に乗れる車はなくなりますが、代わりの帰省方法があるため問題ありません。
デメリット2:車を買い直す費用が高い
単身赴任の前に車を手放してしまうと、単身赴任から戻ったときに車を再度購入する必要があります。
このとき、中古車を買うにしても新車を買うにしても高い費用がかかることには変わりません。
ただ、車の維持費が軽自動車なら年間20万円前後、普通自動車なら年間30万円前後かかることも忘れてはいけません。
たとえば、普通自動車を2年間放置する場合、維持費だけで2年間でおよそ60万円かかることになります。さらに、車を維持し続けると年式が古くなって価値が下がることも考慮すれば、2年で100万円以上損する恐れがあります。
そのため、帰任後に程度の良い車両に買い換えるほうが、持ち続けるよりもお得になる場合もあるのです。
数ヶ月の短期赴任なら放置の方が良い
短期間の赴任の場合は、買い直すほうが高くつきます。その場合は、適切なメンテナンスを施して保管しましょう。「長期間乗らずに放置する車はどうすればいい?期間別の対策方法とは」で詳しいメンテナンス方法を解説しているので、合わせて目を通すようにしてください。
まとめ
単身赴任で車を売却すると、維持費や故障の心配がなくなることを解説してきました。
ただ、地方から都心に転勤になる場合は、お盆や年末などの帰省時期に車が必要になる場面もあるでしょう。
そのようなときは、公共交通機関やレンタカーをうまく利用すれば普段車を持たなくても問題ありません。
車に関する悩みを解消して転勤先でも楽しい車生活を満喫するようにしましょう。
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