トヨタ カローラのようなセダン車を売るとき、どうしたら高く買い取ってもらうことができるようになるのでしょうか。
カローラを売ろうと思う理由は、「免許の返上」「転勤による引っ越し」「軽自動車への買い替え」などさまざまです。
カローラのように人気のある車種であっても、カローラを高く買い取ってくれる買取店に出会えなければ、安く買い叩かれてしまいます。そのため、カローラを少しでも高く買い取ってもらいたいのであれば、カローラを高く評価してくれる買取店に出会う必要があります。
そのような買取店を見つけるには、適切なステップを踏んでいく必要があります。適切なステップを踏んでいかなければ「市場の相場が安くなっているから」「交換部品代が高いから」など理由をつけて安く買い叩かれてしまいます。
特に、トヨタ カローラは日本国内だけでなく、発展途上国でも非常に人気のある車です。なぜなら、適切に整備し続ければ30万キロでも40万キロでも乗り続けることができる車と言われているからです。
では、具体的にはどのようなステップを踏んでいくべきなのでしょうか。この点について解説していきます。
カローラがいくらで買い取られたのか知る
カローラを中古車買取買取店に高く買い取ってもらうためにはどうしたらいいのでしょうか。まず、はじめにしなければいけないことは、過去にカローラがいくらで買い取られたのか知ることです。
なかには「カローラに限らず、中古車を売るのであればまずは査定からしてもらうべきでは」と考える人がいます。たしかに、「価格に関係なく」車を売るだけであれば、最寄りのディーラーや中古車買取店で売ってしまっても構いません。
しかし、何も調べずに査定に臨んだときに提示された金額が「高いのか」「安いのか」判断することができるでしょうか。比較する対象がない以上、することはできないでしょう。
さらに、何も調べずに査定に臨み、提示金額で売却した後になってより高く売ることができることを知ったら、かなりショックを受けるのではないでしょうか。買取金額の差額は1万円どころの話ではなく、査定内容によっては30万円以上もの差額が出ることすらあります。
そのため、査定に出す前に、過去に「どのくらいの年式」「どのくらいの走行距離」の車がいくらで買い取られたかを知ることが大切なのです。
では、具体的にいくらで買い取られたのか確認していきます。
- 本記事で紹介している買取価格は、中古車買取サービスやオークションでの取引価格のデータを参考にしています。価格は日々変動していますので、あくまで参考程度にしてください
- すべてのグレードを網羅できていない場合があります
- 買取価格の走行距離は年式における平均走行距離です。走行距離が少なければ相場は高く、多ければ安くなる傾向があります
11代目 カローラ アクシオの中古車査定価格と買取実績
出典:Wikipedia
11代目カローラ アクシオは2012年に発売されました。先代の10代目カローラ アクシオに比べて全長が5センチ縮小され、小型・軽量化を実現した結果、コスト削減がなされています。
2013年にはカローラ アクシオに後期型車種として、ハイブリッド車が追加されました。11代目のカローラ アクシオは先代のシリーズと違い、日本の地理に合わせて設計されています。そのためより日本人好みの車となっています。
11代目カローラ アクシオが登場してから年数があまり経過していないため、流通量は少ないです。
実際の買取実績は以下の通りです。
年式 | グレード | 走行距離(km) | 査定時期 | 最高買取提示額 | 最低買取提示額 |
2012年式(平成24年式) | 1.5G | 5,001〜10,000 | 2015年5月 | 80万円 | 68万円 |
10代目 カローラ アクシオの中古車査定価格と買取実績
出典:Wikipedia
10代目のカローラ アクシオは2006〜2012年まで製造されていました。10代目からセダンタイプの国内向けのカローラにはアクシオという名前がつくようになりました。
従来のセダンタイプのカローラとは一線を画し、国内での使用に特化した車種として発売されました。
「年式が10年を超える」「走行距離が10万キロを超える」のどちらか、もしくは両方の条件を満たしていると買取価格が一気に下がります。しかし、どちらも満たしていない場合の買取価格は高いです。
実際の買取実績は以下の通りです。
年式 | グレード | 走行距離(km) | 査定時期 | 最高買取提示額 | 最低買取提示額 |
2006年式(平成18年式) | X | 20,001〜25,000 | 2010年9月 | 60万円 | 55万円 |
2006年式(平成18年式) | X | 70,001〜75,000 | 2011年2月 | 28万円 | 28万円 |
2006年式(平成18年式) | ラグゼール | 25,001〜30,000 | 2010年7月 | 59万円 | 59万円 |
2006年式(平成18年式) | 不明 | 50,001〜55,000 | 2013年2月 | 30万円 | 30万円 |
2007年式(平成19年式) | 不明 | 70,001〜75,000 | 2013年6月 | 30万円 | 15万円 |
9代目 カローラ(セダン)の中古車査定価格と買取実績
出典:Wikipedia
9代目カローラは2000〜2006年まで販売されていました。各国共通のプラットフォームを採用したセダンタイプのカローラはこの代で最後となりました。また、エンジンや車体の見直しが行われ、9代目からスポーツモデルが廃止になりました。
実際の買取実績は以下の通りです。
年式 | グレード | 走行距離(km) | 査定時期 | 最高買取提示額 | 最低買取提示額 |
2000年式(平成12年式) | 不明 | 45,001〜50,000 | 2013年2月 | 15万円 | 0円 |
2001年式(平成13年式) | 不明 | 65,001〜70,000 | 2014年3月 | 7万円 | 0円 |
2001年式(平成13年式) | X | 175,000〜180,000 | 2016年3月 | 9.6万円 | 0円 |
2004年式(平成17年式) | 不明 | 100,001〜11,000 | 2015年2月 | 30万円 | 0円 |
2006年式(平成18年式) | ラグゼール | 5,001〜10,000 | 2013年9月 | 57万円 | 46万円 |
2006年式(平成18年式) | ラグセール αエディション | 15,001〜20,000 | 2011年5月 | 95万円 | 80万円 |
8代目以前のカローラの中古車査定価格と買取実績
カローラの歴史は非常に古く、初代カローラは1966年に発売されました。日本の道路事情の変化に合わせながら改良を重ねてきた車であるため、世代を問わず非常に人気があります。その証拠に1969〜2001年までの33年間、日本国内での販売台数1位を維持し続けていたという実績があります。
8代目以前のカローラは日本国内では「乗用車」としては価値はほとんどありません。新車への買い替えなどでディーラーに下取りとして査定してもらっても0円の査定になってしまうか、良くても2〜3万円程度での買取になるでしょう。
参考までに、実際の買取実績は以下の通りです。
年式 | グレード | 走行距離(km) | 査定時期 | 最高買取提示額 | 最低買取提示額 |
1989年式(平成1年式) | XE | 60,001〜65,000 | 2010年8月 | 7万円 | 0円 |
1991年式(平成3年式) | 1500スーパーリミテッド | 75,001〜80,000 | 2010年2月 | 2万円 | 0円 |
1998年式(平成10年式) | XEサルーン | 20,001〜25,000 | 2010年2月 | 10万円 | 0円 |
1件でも多くの中古車買取店に査定をしてもらう
中古車市場でおおよその買取額を知った後は、中古車買取店に1件でも多く査定をしてもらわなければなりません。なぜなら、同じ年式と似たような走行距離であっても買取価格が異なるからです。
あなたがこれからカローラを売ろうとしているのであれば、おおよその年式でいくらで取引されてきたのか理解できたはずです。
そのため、査定1件目から「高いのか」「安いのか」が判断できるため、不当に安く買い取る買取店を選択肢から取り除くことができます。
例えば、おおよその買取額が30万円ほどであることを確認してから査定を依頼するとします。過去に車体がゆがむほどの事故をしていないにも関わらず、中古車買取店の提示した査定額が5万円であれば、あまりに安すぎると判断することができます。
一般的に、自動車の価値は「新車登録してから年数が経つほど」「走行距離が伸びるほど」下がっていきます。そのため、あまりに使い古した車については価値のない車と判断されてしまいがちです。
しかし「部品取り用の車」として査定された場合、前述のように走行距離が10万キロを超えていても高く買い取ってもらうことが可能です。特に、カローラは海外に交換部品を求めている人が多くいるため、この傾向が強いです。
では、このように「部品取り用の車」を探している買取店にはどうすれば出会うことができるのでしょうか。それは、買取一括査定を利用することです。店側も利益を上げていかなければいけないため、可能な限り効率的に車が探せるに越したことはありません。
一括査定であれば、あなたのカローラを必要としている中古車買取店に容易に見つけてもらうことが可能です。
また、あなたのカローラを中古車買取店に1件1件査定依頼する必要がなく、車の保管場所に買取店が査定をしに来てくれるため、車を動かすことなく査定を完了させることが可能です。
どの世代のカローラについてもディーラーに下取りしてもらう、もしくは引き取ってもらうことは可能です。しかし、より高値でカローラを売りたいのであれば、過去の買取実績を知った上で一括見積り査定を依頼するようにしましょう。
そして、不当に安く買い取る買取店を候補から外し、高く買い取ってくれる買取店に査定をしてもらい、高く買い取ってもらうようにしましょう。
車を売るときにもっとも大切なのが、「査定額を比較する」ことです。今まで大切に乗ってきた車だからこそ、最後は高く売りたいですよね。
実際に私が車の売却をしたときも、最初にディーラーに買取を依頼したときよりも、なんと23万円高く買い取ってくれました。ユーカーパックならたった1回の査定で、全国5000社以上の買取店がオークション形式で査定額を決めてくれます。入力も1分で終わり、無料で使えるサービスなので気軽に試してみてください。
一括査定サイト違って1社だけに依頼するので、一括査定で起こりがちな「電話が鳴り止まなくて困る」「比較している最中に売却を強要される」というトラブルも起きないので安心です。
今まで長い時間を過ごしてきた愛車だからこそ、少しでも高く売れたほうが嬉しいですよね!