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車に乗っている人であれば、ガソリンスタンドで給油をしているときにエンジンオイルの交換を勧められたことが1度は有るかと思います。

「本当にエンジンオイルが劣化してるのかな? どうせただの営業でしょ?」と思ってしまいますよね。

しかし、ガソリンスタンドでのエンジンオイル交換はお得ではありません。エンジンオイルは車を販売している自動車ディーラー(車の販売店)か、自動車レースに出た経験のある整備工場での交換をオススメします。

なぜガソリンスタンドでエンジンオイルを交換ではなく、これらの場所で交換したほうがいいのでしょうか。この理由について解説し、さらにはエンジンオイルの適切な交換時期などについても確認していきます。

ディーラーの自動車整備士にエンジンオイルを交換してもらうメリット

結論から言うと、自動車ディーラー(車の販売店)やレース経験のある自動車整備工場の人のほうが、車の不調に気が付きやすいという特徴があります。

なぜなら、ディーラーや整備工場ではエンジンオイル交換では、流れ作業でエンジンオイルを交換するだけでなく、他に不備がないか確認してくれるからです。

ディーラーにエンジンオイルの交換を依頼する場合

ディーラーにエンジンオイル交換を依頼する場合、エンジンオイルの交換だけでなく、他の純正部品の劣化やリコール情報なども教えてくれます。

たとえば、あなたの車に「特定の動作をすると、点灯するはずのランプが機能しない」などの不具合が見つかったとき、ディーラーであればオイル交換ついでに情報を教えてもらうことができます。

さらに、あなたが次の車を少しでも検討しているのであれば、最新の車に試乗させてくれます。

車は年々進歩し続けており、数年前にオプションだった機能が標準装備になっていることはよくあります。

以上の理由から、ガソリンスタンドでエンジンオイルを交換してはいけません。エンジンオイルは自動車ディーラーで交換すべきなのです。

レース経験のある整備工場に交換の依頼をする場合

レース経験のある整備工場に交換依頼をするメリットは、上記で説明したディーラーのように、エンジンオイルの交換以外に不具合がないか確認してくれることです。

たいていの場合、レース経験のある整備工場は良くも悪くも部品マニアが多いです。そのため、どの部品であれば限界はこれくらいだ、ということを知り尽くしています。

例えば、エンジンオイルを交換したついでに、周辺部品のネジが浮いて外れやすくなっていないか、割れる気配は無いかなども確認してくれます。

ガソリンスタンドの場合、単純にエンジンオイルを交換するだけで終わるので、ここまで確認してくれることはありません。

私のオススメは、レース経験のある整備工場

ちなみに、私が車検や年次点検、オイル交換でお世話になっているのは、レース経験のある整備工場です。

過去に、オイル交換をお願いしたときに、エンジンと排気管をつなぐパイプの振動に違和感があるという理由で確認したところ、ネジが金属疲労で割れる寸前だったところを発見していただきました。

もしそのまま乗り続けていれば、エンジンの爆音が走行するたびに響き渡る事になりますし、雨の日にエンジンルームに雨水が入る恐れもあり故障するところでした。

このような経験があるため、エンジンオイルを交換するときには、レース経験のある整備工場をオススメしています。

ただし、あなたの身近にそのような工場がない場合があります。その場合は、ディーラーに依頼するようにしましょう。

ガソリンスタンドでエンジンオイルの交換はどうなのか

実は、エンジンオイルの交換で、もっとも勧めたくないのがガソリンスタンドです。

ガソリンスタンドの収益源はオイル交換や車の洗浄など、ガソリンを売る本業以外にあります。ガソリンを売っているだけでは、ガソリンスタンドの経営は成り立たないのです。

インターネットで検索すれば、今いる地点から最安のガソリンスタンドを容易に見つけることができます。また、ガソリンが減って給油を意識したときは店頭のガソリン価格を確認し、なるべく安いお店へ行くでしょう。

このようにガソリンスタンドは、ガソリン価格を下げなければお客様を獲得することができない現実があります。

経験を積んだ整備士のオイル交換がすごい理由

ガソリンスタンドで働く従業員の大半はアルバイトです。エンジンオイルの交換を経験したことがほとんどないような素人でも、お店のマニュアルに従ってエンジンオイルを交換することができるのです。

ただ、素人のエンジンオイル交換で怖いのは「ちょとした変化に気が付かない」ことです。

たとえば、私のお世話になっている整備工場の整備士にエンジンオイルの交換を依頼すると、ネジが少しだけ締まりにくくなってたり、エンジンから少し異音がしたりするとすぐに気が付きます。

実際、少しだけ振動が多いという変化から、排気管の部品が落下するのを事前に防いでくれたことがありました。

もし、走行中に排気管が落下すれば、後続車を事故に巻き込むばかりか、死者が出る恐れもあったと思うと、よく見つけてくれたなと感動した記憶があります。

意外と知られていない、エンジンオイルを交換が必要な理由とは

正直、エンジンオイルの交換は時間も費用もかかるため面倒です。

ただし、エンジンオイルを交換しないと、最悪の場合、排気筒から大量の白煙が出たり、最悪走行中に急にエンジンが停止して2度とエンジンが回らなくなったりします。

ウキウキしながら、買い物やデートに行こうとしたら、エンジンが回らなくなって丸一日潰れるような事態は避けたいですよね。

そこで、エンジンオイルの交換がなぜ車にとって重要なのか説明します。これだけ知っておけば、ちょっと面倒なエンジンオイル交換も、やらなきゃいけないんだなと思ってもらえるかと思います。

1. 焼きつきを防ぐための潤滑

エンジンオイルの役割として、1つ目に磨耗や焼きつきを防ぐ「潤滑」があります。エンジン内部では、いくつもの歯車やピストンが高速運動を繰り返しています。金属が摩擦によって溶けることなく高速運動を続けることができるのは、金属同士の隙間に油の膜を作って動きをなめらかにしているからです。

そのため、エンジンオイルを交換せずに乗り続けると、やがて油の膜がなくなり金属同士が焼きつきくっついてしまいます。その結果、二度とエンジンをかけることができなくなります。

2. エンジン内部の汚れをとるための洗浄

役割の2つ目は「洗浄」です。燃料(ガソリン)の燃焼や回転運動によってたくさんのスラッジ(汚れ)がエンジン内部の金属表面にこびりついていきます。エンジンオイルはこのスラッジを吸着し、金属表面をきれいに保つ役割があります。

特定の場所にスラッジ(汚れ)が溜まらないようにエンジンオイルが汚れを吸着したり、分散したりすることでエンジン内部の金属表面にスラッジ(汚れ)が溜まらないようにしているのです。

エンジンオイルは新品の状態ではサラサラな液体ですが、スラッジ(汚れ)を吸着することで徐々に粘度があがり、ゼリー状になっていきます。このゼリー状になった状態を放置してしまうと、金属表面についたスラッジ(汚れ)を吸着しきれなくなるため、徐々にエンジンの動きが悪くなり、燃費の悪化につながります。

例えばエンジンオイルの粘度が上昇すると、通勤でいつもの道をいつもの速さで走っていて1ヶ月に一度の給油で済んでいたのが、20日に一度給油するようになってしまうのです。

3. 効率よくガソリンを動力に変えるための密封

3つ目は「密封」です。エンジン内部に送られた霧状のガソリンは、シリンダーの中にあるピストンで圧縮し、静電気で爆発させることによって動力を得ています。この構造を注射器に例えると、シリンダーは円筒部分で、ピストンは針の反対側にある「押す部分」にあたります。

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このピストンとシリンダーは完全に密着しているわけではなく、わずかに隙間が空いています。この隙間を埋めて、爆発を密閉された空間で行うことができるのはエンジンオイルのおかげです。

エンジンオイルが不足すると、ピストンとシリンダーの隙間からブローバイガス(未燃焼のガス)が漏れ出ます。このガスは強い酸性で、エンジンオイルを急速に劣化させてしまいます。その結果、燃費の悪化につながり、最悪の場合はシリンダーとピストンの焼きつきを起こします。

4. 摩擦による温度上昇を防ぐための冷却

4つめは「冷却」です。エンジン内部(特にピストンとシリンダーの接触部分)は摩擦や燃焼によって非常に高温になります。エンジンオイルは高温になった状態を冷却する役割があります。

エンジンオイルはエンジン内部を循環して熱を吸収した後、熱を逃がして冷却されます。そのとき、エンジン最下部(オイルパン)にたまります。

そして、再びエンジン内部を循環してエンジンルームが高温になりすぎるのを防いでいるのです。

エンジンオイルが劣化すると、オーバーヒートという状態になりやすくなります。オーバーヒートとは、エンジン本体が熱くなりすぎた状態を指します。

定期的にエンジンオイルを交換しないと、エンジンオイルが高熱で分解されて潤滑剤の役目を果たさなくなるのです。つまり、最終的にエンジン内部の金属同士が熱でくっつき、二度と走行できなくなります。

オーバーヒートであると「車がいつもより遅く感じる」「エンジンの回転数が安定しない」などの症状が現れ始めます。その後、アイドリング(信号機での停止時やコンビニでエンジンを無負荷で稼働させている状態)がまともに保てなくなり、やがてエンジンが焼きついて走行不能になります。

5. エンジンの寿命を延ばす防サビ

5つ目は「防サビ」です。エンジンは温度が上がれば上がるほど外気との温度差が大きくなります。そのため、内部で水分が発生しやすくなります。ここで発生した水分が原因でエンジン内部がサビ付くこともあります。

エンジン内部で発生した水分は、エンジンの性能低下を引き起こすばかりか、車自体の寿命を短くさせてしまうことにつながります。

 まとめ

ここまで説明してきたように、一言に「エンジンオイルの交換」といっても、対応する業社によってエンジンに関係する部品の不具合や更新情報を確認してもらうことができます。

ここまで説明してきたように、エンジンオイルの交換はガソリンスタンドではなく、自動車のディーラー、可能であればレース経験のある整備工場に依頼するようにしましょう。

ただ、そうはいってもエンジンオイルの交換をしても、不具合がずっと治らないという人は「総走行距離8万キロ未満で車の買い替えをすべき3つの理由」で買い替えのタイミングなども詳しく解説していますので、合わせて読むようにしてください。

定期的なメンテンスを心がけ、快適なドライブになるようにしましょう。


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