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タイヤのトラブルと交通事故を防ぐ「空気圧チェック」

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高速道路の事故の中で最も多いトラブルはなんでしょうか。JAF(一般財団法人日本自動車連盟)が毎年発表している「救援データ」によると、高速道路で最も多い救援要請は「タイヤのパンク」です。また、一般道と高速道路を合計した救援要請でも「タイヤのパンク」は2番目に多く、年間30万件以上発生しています。

タイヤというのはガソリンと違って、劣化している実感がないため、自動車の中でも日常点検がおろそかになりがちです。

しかし、もし走行中にパンクが起きてしまえば、まっすぐに走行することができないだけでなく、周囲の車を巻き込んだ事故になりかねません。あなたが運転していた車がパンクによって横転し、他の車や人を巻き込んでしまえば、非常に多くの人に迷惑がかかります。

また万一死亡事故を起こしてしまえば、多額の賠償責任が発生します。このような事態を防ぐためには日頃からタイヤの空気圧をチェックする必要があります。

そもそも、何が原因でタイヤのパンクが発生しているのでしょうか。具体的に何に気をつければいいのでしょうか。これらについて確認していきます。

タイヤのトラブルは何によって引き起こされるのか

タイヤのトラブルを引き起こす原因は大きく3つあります。それは「接地面へ釘が刺さること」「タイヤが縁石と接触して傷が広がること」「タイヤの空気圧不足」です。これらについて詳しく解説していきます。

接地面(タイヤが地面に接する面)へ釘が刺さる

車がある程度の速度で走っているとき、地面に落ちている釘を前輪で浮かしてしまい、後輪に刺さることでタイヤがパンクしてしまうというパターンがあります。

今の自動車に装着されているタイヤは、釘が刺さってしまってもすぐにパンクすることはありません。そのため、パンクに気がついてから路肩に寄せたり、駐車場に入ったりするなどして安全に停車することができます。

ちなみに、タイヤがパンクしてしまうとさまざまな異変を感じ始めます。具体的には、走行しているうちにガタガタ音がし始め、カーブが曲がりにくかったり、アクセルが思ったように効かなかったりするなどです。

タイヤが縁石に接触したときにできた傷が広がる

タイヤは地面と接する面が厚く、地面に接しない側面は薄くなっています。そのため、地面からの圧力には強いですが、側面からの圧力にはとても弱いです。

そのため、縁石にタイヤが乗り上げるとタイヤ側面が縁石と擦れて傷がつきます。この傷を放置すれば傷が少しずつ広がり、やがてパンクします。

タイヤに傷が入った直後は走行中に違和感を覚えるということはほとんどありません。しかし、走行し続けているうちにタイヤの側面の傷ついた部分から、傷口が少しずつ広がってきます。このとき、タイヤの側面がひび割れするなど見た目の変化があります。

車を運転する前に、毎回タイヤの状態を確認するという人はほとんどいません。そのため、タイヤのパンクが発生してからタイヤの側面が傷ついていたのに気がつくことが多いのです。

タイヤの空気圧の不足

実は、タイヤの空気圧が不足している状態が最も厄介です。なぜなら、上の2つとは異なり予兆もほとんどなく突然パンクが起きるからです。

タイヤの空気圧が不足した状態で高速道路を走行するとタイヤがたわみます。このとき、地面との摩擦が増えてしまうためタイヤが発熱し、バースト(破裂)します。

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ちなみに、空気圧の不足による事故が特に多いのは12月と8月です。なぜこの2つの月に多いかというとお盆休みと年末休みで遠出をする人が増えるからです。要は、単純に高速道路を利用する人が増えるのです。

もし旅先でこのような事故が起きてしまえばせっかくの楽しい旅行が台無しになってしまいます。

タイヤによるトラブル防ぐためには

上に述べた「タイヤに釘が刺さる」ことは予測できないため対策のしようがありません。そのため、走行中に違和感を覚えたらすぐに専門家に確認を依頼することがトラブル拡大を防ぐことにつながります。

また縁石への乗り上げについても、駐車場から出るときや狭い道で車を避けるときに起きやすいです。そのため、駐車場から出るときは余裕をもって旋回半径をおおきくして道路に出ることで防ぐことができます。

一方で普段から気をつけることで防げるトラブルにもかかわらず、多くの人が適当にすませがちなのが空気圧のチェックです。

今までタイヤの空気圧のチェックなどしたこともない人もいるでしょう。面倒だという印象があるかもしれません。

しかし、有人のガソリンスタンドであれば「タイヤの空気圧チェックお願いします」と声をかければ無料でチェックしてくれます。

自家用車の空気圧はたいていの場合、運転席のドアを開けると確認することができます。

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タイヤの空気圧は「前輪 230kPa(キロパスカル)」「後輪 200kPs(キロパスカル)」などのように書かれています。この数字がタイヤに入れる空気圧です。

ガソリンスガンドなどで空気圧のチェックをお願いするときは、この表示を見せる必要があります。なぜなら、車ごとにタイヤの空気圧が違うからです。また、車ごとのタイヤの空気圧を覚えている人はいません。

そのため、タイヤの空気圧のチェックを依頼するときは、タイヤの空気圧が記載されている上の写真の場所を覚えておいてください。国産車であれば運転席のドアの車体側に貼ってあることが多いです。また稀にですが、ガソリンの給油口に適正空気圧の記載がある車もあります。

タイヤの空気圧は見た目で判断できない

実は、タイヤが適正空気圧を満たしているのか、満たしていないのかを外見からは判断することはとても難しいです。

以下の画像は、どちらかが適正空気圧ちょうどの空気を充填したタイヤで、もう一方が適正空気圧の半分の空気を充填したタイヤです。どちらが適正空気圧ちょうどのタイヤでしょうか。
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正解(適正空気圧のタイヤ)は上の画像です。

よく見ると下の画像のタイヤの方が少しだけ沈んでいます。このように画像を比較して確認できればいいのですが、いちいち写真で確認するのは面倒です。そのため、実際に写真を用いて確認することはほとんどありません。

タイヤは空気を補充したからといって、適正な空気圧を維持し続けるわけではありません。膨らんだ風船を放置しておくと空気が抜けていってしまうのと同様に、タイヤも適正空気圧を充填しても1ヶ月の間に10〜20%の空気が抜けていってしまうのです。

そのため、月に1度は空気圧をチェックするようにしてください。

タイヤは適正空気圧より高すぎても低すぎてもいけない

ちなみに、タイヤの空気圧が適正空気圧よりも高すぎても、低すぎてもだめです。どうせ抜けてしまうからと高めの空気圧にしようとする人がいますが、非常に危険なのでやめましょう。

まず、空気圧が適正空気圧より低い場合についてです。この場合、前述の通り高速走行時にタイヤが摩擦熱で発熱し、タイヤがバースト(破裂)しやすくなります。

また、タイヤが地面に触れる面積が増えるため、信号機などで発進するときに加速を余分にする必要があります。そのため燃費が悪化します。具体的には50kPa空気圧が下がると燃費が1km/Lほど悪くなります。50kPaは普通乗用車が適正空気圧を充填して2〜3ヶ月の間に減る空気圧です。

例えば200kPaが適正空気圧のタイヤを装着した車があるとします。この場合、適正空気圧に充填してから1ヶ月後には160〜180kPaになり、2ヶ月後には120〜160kPaになります。前回空気を充填してから2ヶ月後に適正空気圧に戻したとき、変化がわかるくらい地面からの衝撃が小さくなります。

次に、空気圧が適正空気圧より高すぎる場合についてです。この場合は、タイヤと地面との接地面積が小さくなるためブレーキが効きにくくなります。そのため、適正空気圧のときにくらべて制動距離(停車するまでの距離)が長くなります。最悪の場合、多くの人を巻き込んだ大事故になりかねません。

また、タイヤの空気圧が高すぎると、タイヤの地面に触れている面の中央部分が山のように盛り上がります。そのため、走行すればするほどタイヤの中央の盛り上がった部分ばかりが地面に触れて摩擦で削れていくため、タイヤの磨耗が部分的に進行して寿命が低下します。

例えば、適正空気圧で使用していれば5年使用できるようなタイヤであっても、3年でだめになってしまいます。

タイヤの空気圧の確認はガソリンスタンドにて無料で可能

タイヤの空気圧のチェックは、人がいるガソリンスタンドであれば無料で確認することが可能です。そのため、有人のガソリンスタンドで給油することが多い場合は積極的に空気圧チェックを依頼するのが望ましいです。

また、普段はセルフスタンドで給油しているため、空気圧の調整方法がわからない人もいるでしょう。空気圧の調整方法がわからない場合は、有人のガソリンスタンドを1ヶ月に1度は利用して空気圧を確認するようにしてください。このとき、給油量は1リットルなどわずかでも構いません。

ガソリンスタンドはたとえ1Lでも給油してくれれば利益になります。そのため、給油量が少なくても快く迎えてくれます。

自分の命だけでなく、同乗している家族の命を守るためにも「タイヤの空気圧チェック」は月に1度はおこなうようにしてください。


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