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車の売却査定で印鑑証明書と実印が必要なときとは?

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車の売却査定での事務手続きに、「印鑑証明書」と「実印」が必要になることはご存知でしょうか。

ただ、印鑑証明書と実印は「普通自動車」を購入するときは必要ですが、「軽自動車」を購入するときは必要ではありません。

なぜ同じ自動車であるにも関わらず、印鑑証明書と実印が必要なときと、必要でないときがあるのでしょうか。

この記事では、印鑑証明書の違い、また売却で必要になる場合とそうでない場合について解説していきます。

印鑑証明書とは

印鑑証明書がどのような書類か、念のためおさらいしておきます。印鑑証明書とは以下のような書類です。

厳密には、個人の印鑑であれば「印鑑登録証明書」といい、法人の印鑑であれば「印鑑証明書」といいます。この記事では2つをまとめて「印鑑証明書」と呼びます。

居住している市町村役場に登録した印鑑が、公的に本人が所有している本物の印鑑であることを証明する書類を「印鑑証明書」といいます。

また、印鑑証明書に登録された印鑑のことを「実印」といいます。
要は、「あなたが用意した、あなたの印鑑ですよ」というのを、第三者が証明するための書類です。

印鑑証明書が必要になるのは、不動産屋や自動車の契約など購入に何百万円、何千万円のお金が動く契約が必要になる場面です。

印鑑証明書は委任状で委任されている場合を除き、登録した本人以外は発行することができません。

他人に勝手に契約書類を作成され、印鑑証明書に登録した実印が押印されていたとしても、印鑑証明書がなければ押印された実印が、本人の実印であると証明できません。書類1枚でも、契約を無効にするほどの威力があります。

反対に、印鑑証明書と実印がセットであると、他人に勝手から億単位の契約をされても、あなたの同意の元で契約があったとみなされてしまいます。

このことから、印鑑証明書は売却などで必要なとき以外は、大切に保管しておきましょう。

普通自動車購入で印鑑証明書と実印が必要な理由

普通自動車は「動産(どうさん:動かすことができる財産)」とみなされます。つまり、土地や住宅などのような不動産と同じように、財産とみなされるのです。

財産とみなされるものについては、所有権を明確にするために「登記」する義務があります。
また「登記」とは、財産があなたの所有物であることを国が管理している帳簿に記載することです。

仮にあなたの財産について所有権を主張する第三者が現れても、登記されていることを根拠に、あなたに財産の所有権があることを主張することができるのです。

登記された車であることから、法律上「登録車」と呼ばれます。普通自動車は財産とみなされるため、登記する際に印鑑登録証と実印が必要になるのです。

新車購入や売却の際、普通自動車の所有者の名前が変わります。つまり、財産の所有者が変わり登記の内容を変更することになるので、印鑑証明書と実印が必要になります。

売却で必要な印鑑証明書は1通

売却の際に必要になる印鑑証明書は通常1通です。しかし、店によっては印鑑証明書が2通必要だといってくる場合もあります。1通と2通どちらが正しいのでしょうか。

結論から言うと、単なる「売却」の場合は1通、もし売却後の車を「廃車」にする場合は2通必要です。

車を廃車にする場合、1通は永久抹消(登録車を廃棄する手続き)するために、もう1通は自動車税の還付先を変更するために必要になります。

しかし自動車の売却にの際に、自動車税の還付先を変更するということは考えにくいです。なぜなら、買取店が買い取った自動車は、次の新所有者に売るからです。

年度内での売買に関する自動車税は、4月1日に車を所有している者が自動車税を負担しますが、その自動車税は未経過分を新所有者が、旧所有者に対して支払うことになっています。その過程で自動車税の還付先を変更するようなことはありません。

そのため、売却だけであるにも関わらず2通必要と言ってくる場合、悪用されないために「なぜ2通必要なのか」を念入りに確認するようにしましょう。

前述のように、印鑑登録書と実印を買取店に渡してしまった場合、印鑑証明書を同意の根拠として、買取店はあなたの断りなく車購入の手続きを進めることができます。

現実にはこのような業者はいないとは思いますが、悪用されるとあなたの知らない所で非常に高額な契約も可能になってしまう書類であることを忘れないようにしてください。

軽自動車は認印だけで売却可能

一方、軽自動車の場合は普通自動車のように、実印と印鑑証明を用意する必要はありません。軽自動車は認印のみで売却可能です。

実は、軽自動車は普通自動車と違い、財産とみなされません。

そのため、購入後は「誰が使用するのか」だけを申告する「届出」のみが必要になります。この届出は認印で可能です。

実印と認印の違いは、市町村役場に印鑑登録をしているかどうかです。

極端な言い方をすれば、軽自動車を売却する際には100円ショップで売っているような、大量生産された印鑑でも、実印として使用している印鑑でも問題なく売却することができます。

まとめ

車を売却する際に必要になる書類は、普通自動車であれば「実印、印鑑証明書」、軽自動車であれば「認印」となります。

軽自動車であろうが普通自動車であろうが、売却の際に印鑑が必要なことには変わりません。ただ、必要な印鑑の種類がここで解説しているように違います。

これから売却する車に必要な印鑑がどちらなのか理解したうえで、売却手続きをスムーズに進めるようにしましょう。


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