東京や横浜、大阪といった大都市に単身赴任が決まったとき、車をどうしようか迷いますよね。この記事では、都市への単身赴任が決まったら車を売却してしまったほうがいい理由を解説していきます。
また、売却してしまったあとに車が必要なときはどうすれば良いか、その解決法も紹介していくので合わせて参考にしてみて下さい。
理由1:単身赴任での車の維持費が跳ね上がる
単身赴任先へ車を持っていくと、毎月かかる駐車場代の高さにうんざりすることになるでしょう。
地方に比べると東京や大阪の駐車場にかかる費用は、桁違いに高いからです。たとえば、東京都で比較的賃料が安い大田区でも、賃貸駐車場代は、以下の写真の通り「月額24,800円」とかなり高額です。
1年間(12ヶ月)支払い続けた場合にかかる費用も考えてみます。
24,800円 × 12ヶ月 = 297,600円
なんと、年間の駐車場代だけで「約30万円」かかってしまうのです。
この費用に車を維持するのにかかる「車検代」「ガソリン代」「保険代」など合わせたら、維持費の安い軽自動車でも、年間50万円は超えてしまいます。
このように、東京に自家用車を持っていくと、高い駐車場代を支払わなければいけません。
理由2:単身赴任先へ車を移す変更手続きが面倒
さらに、単身赴任先へ車を持っていく場合、車検証と保険証に登録してある「使用者」の住所変更が必要になります。
そのため、車検証については普通自動車であれば各都道府県の運輸支局、軽自動車であれば軽自動車検査協会で変更手続きを行います。
また、自賠責保険(強制保険)と任意保険は、窓口か郵送で変更手続きを進めなければいけません。
私の場合、実際に保険会社の窓口に行き、変更手続きを進める書類を作成しましたが、正直結構面倒なんです(汗)
これらの手続きは窓口が混んでいると丸一日かかります。
異動日までの日にちが無い中で、貴重な一日を使うのはもったいないですよね。
正直、異動や転職で都市部へ引っ越しが決まったなら、車を手放してしまうのが一番です。
というのも、東京・横浜や大阪などの都市圏では車を持っていなくても、気軽に車を使えるサービスがあるからです。
理由3:単身赴任先で車が生活必需品ではなくなる
東京や大阪などの都市では、地方とは違って車が生活必需品ではなくなります。
日常で必要な買い物は、ほとんど徒歩圏内で済ませることができるからです。
たとえば休日にお昼ご飯を食べ、スーパーで日用品と食料品を購入して帰宅するとします。
地方であればそれぞれのお店がバラバラの場所にあり、歩いて移動できる距離ではないです。さらに、鉄道やバスは1時間に1本しか走っていないため、電車やバスを使って買い物をするのはほぼ不可能です。
しかし、大都市では自宅から駅までの間に、飲食店もスーパーも揃っています。また、隣の駅にスーパーがあったとしても、数分待てば次の電車が来るため、不便を感じることもありません。
このように、大都市では地方での生活とは違い、車が生活必需品ではなくなります。
東京や大阪で車が必要なときの解決法
東京や大阪で車が必要になったときには、一時的に車を使うことができるサービスを利用すると良いでしょう。
ここでは、単身赴任の人が東京や大阪で車を便利に使うための、2つのサービスを紹介します。
単身赴任先で必要なときだけ車を借りる
まず都心部での車生活に支障をきたさないオススメの方法は、単身赴任先で必要なときだけ車を借りることです。
具体的には、カーシェアリングのサービスを利用したり、レンタカーを利用する方法があります。ぞれぞれ具体的に必要になる金額は以下のとおりです。
費用 | カーシェアリング | レンタカー |
---|---|---|
入会費 | 1,550円 | なし |
月額利用料 | 1,030円(無料利用料:1030円分) | なし |
(a)6時間利用の費用 | 4,020円 | 7,020円 |
(b)ガソリン代(50km走行、140円/Lで算出) | 0円(利用料に含まれてる) | 466円(15km/L) |
毎月4回使用した場合の費用 | 4,020円 × 4回 – 1030円(無料利用) = 15,050円 |
(7,020円+466円) × 4回 = 29,944円 |
12ヶ月使用した場合の費用 | 180,600円 | 359,328円 |
※カーシェアリングの料金は「タイムズカープラス」、レンタカーは「トヨタレンタカー」より
上記の表からわかるように、車に乗ることはまったく無いのであればレンタカーでも十分ですが、日用品の買い出しやドライブなどで車を使うのであればカーシェアリングのほうが使い勝手が良いでしょう。
単身赴任中だけ、車をリース
単身赴任中だけ車をリースする方法もあります。ただし、この方法でおすすめできるのは、赴任期間が1年以内かつ、駐車場代まで会社が補助してくれる場合です。
リース料金は車種によって変わりますが、1年以内で返却できる車のサービスの場合は、月々6万円から使えるサービスが多いです。
たとえば、NORELというカーリースのサービスを利用すれば、中古車なら月々59,800万円(税別)からレンタルすることができます。
また、最短契約プランは「36ヶ月」が多いリースに対して、NORELの場合は「最短3ヶ月」から契約することができます。
半年しか乗らなかったとしても、36万円程度の費用しかかかりません。これは、安い軽自動車を中古で買うのと変わらないので、短期間であればカーリースのほうがお得に済みます。
まとめ
東京や大阪での単身赴任は家庭の経済的な負担になるだけでなく、生活のしやすさも左右してしまうイベントです。
生活に余裕があるのであれば、地方から自分の車を持っていくのもいいですが、現状の生活に余裕が無いのであれば、単身赴任が決まり次第、売却してしまったほうが良いでしょう。
また売却した場合は、この記事で紹介したカーシェアリングや、短期間のカーリースで解決しましょう。
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