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車検を受けるとき、たいていの場合は車を買ったディーラー(車の販売店)で車検を行うことが多いのではないでしょうか。車を買ったお店であるし、知名度があるメーカーだからなんとなく安心できるという理由が多いでしょう。

ただ、車検は「購入した車のメーカー以外のディーラー(車の販売店)」でも問題なく受けることができます。さらには、ガソリンスタンド、カー用品店、民間整備工場、車検専門店、ユーザー車検など、さまざまな車検を受ける方法があります。

同じ車検ではあるものの、店ごとに「料金」や「車を店に預ける日数」などが違ってきます。なぜこうした違いが生まれるのかを解説するので、そこからどの業者に車検を依頼すればいいのかを検討してみてください。

そもそも車検とは何か

自動車というのは車種、使われ方、運転手の癖などで使用状態が異なってきます。例えば同じ車種であっても、長距離移動のために年間何万キロも走る車もあれば、週末2キロ程度の買い物だけに乗る車もあります。

車での移動距離が伸びるほど、また使用頻度が増えるほど、当然ながら消耗部品の交換頻度は高くなります。しかし、車に乗る人によっては「交換推奨の時期に変えるのが適正」と考える人がいれば、「部品が消耗しきるまで使う」という人もいます。つまり、消耗品に対する考え方が一人一人異なるのです。

車検とは個々の自動車が安全に公道を走るために、国の定める保安基準を満たしているか確認する検査です。自動車を購入してから3年後に1回、それ以降では2年ごとに車検に合格しなければなりません。これは「道路運送車両法」という法律によって定められています。

車検を通すためには業者に依頼して車検を通してもらう方法が一般的ですが、自分で車検を通す方法もあります。どちらがいいかというのは一概にいうことができません。なぜなら、それぞれに良い点と悪い点があるからです。

車検で必要になる費用とは

実はどの業者であっても、車検を通す際には2つの費用が必要になります。その2つの費用とは「法定費用」と「整備費用」です。

では、車検を通すのにかかる費用が業者によって異なるのはなぜでしょうか。それは、「法定費用」はどの業者でも大差ありませんが、「整備費用」が業者によって大きく異なるからです。これについて詳しく解説していきます。

どの業者に通しても支払う「法定費用」

どの業者に対しても必ず支払わなければいけないのが、この法定費用です。実際に支払わなければいけない費用は「自賠責保険料+重量税+手数料」を合計した金額です。以下の料金は2年分の料金です。

軽自動車 乗用車(300、500、700台のナンバー)
車両重量(g) 〜1t 1〜1.5t 1.5〜2t 2t〜
自賠責保険料24ヶ月分 26,370円 27,840円 27,840円 27,840円 27,840円
重量税:

①エコカー

②(初年度登録)13年未満

③13年以上

④18年以上

①5,000

②6,600

③7,800

④8,800

①10,000

②16,400

③22,800

④25,200

①15,000

②24,600

③34,200

④37,800

①20,000

②32,800

③45,600

④50,400

①25,000

②41,000

③57,000

④63,000

手数料 1,400円 1,700円 1,800円 1,800円 1,800円

上の表から分かるように車両の重量が重くなればなるほど、また乗り続ければ続けるほど重量税が増えていきます。

実は、車検はどのような人であっても車検場に乗り入れて検査を受けることが可能です。車検に合格させるかどうかを判断するのは「自動車検査員」という資格を持っている人です。車検そのものを通すのに専門資格は必要ありません。

しかし、業者によって車検にかかる費用、時間などは違ってきます。業者ごとで何が異なるかというと、具体的に以下の点で異なります。

・車を預けて車検が通し終わるまでの日数

・車検や部品交換にかかる料金

・整備内容(どこまで調整・交換してくれるのか)

・平日に会社を休んで手続きしなければならないか

・代車を貸してもらえるのか

指定工場と認証工場の違い

車検に関わる業者は、一部のガソリンスタンドなどを除いて敷地の中に工場を持っていることがほとんどです。

車検を受け付けている業者のほとんどは、地方運輸局長(ナンバーを管理している役所の長)の認証を受けた「認証工場」です。

認証工場に認定されると、車を分解して整備や点検をすることができるようになります。しかし、通常の認証工場は車両が検査に合格するまで陸運局の車検場に持ち込まなければいけません。

つまり、不合格になれば、一旦車両を持ち帰って整備し、再度車検場へ持っていかなければならないのです。そのため、認証工場へ車検を依頼した場合は、車を持ち込んでから車検が完了するまでに2〜3日かかることが多いです。

ただ、中には認証工場の中には車検場と同等の設備と自動車検査員を抱えている工場があります。この工場は「指定工場」と呼ばれます。指定工場は車検の際に、業者の敷地内で車検を通すことができます。

ちなみに、正規ディーラーや車検専門業者の大半が指定工場になっています。そのため、検査を終えれば必要書類を持ち込むだけで新しい車検証が発行され、1日もかからずに車検が終わることが大半です。

正規ディーラー

正規ディーラーで車検を受けるメリットとして、非常に細かく点検整備してくれるため、次回の点検まで安心して乗ることができる点が挙げられます。

また、最近の車はブレーキやエンジンの回転数など数多くの電子制御システムを装備しています。これらのシステム診断やメンテナンスを確実にできるのも正規ディーラーの強みです。

さらに、交換パーツもメーカー純正品を使用するため、万一車両トラブルがあった際も無料で再整備をしてくれることが多いです。

一方、デメリットとしては料金が高いです。料金が高い理由としては、一つ一つの点検整備を細かくするだけでなく、消耗品がまだ使える状態であっても新品に交換することが多いからです。

ディーラーの整備士は同じ車を何台も点検しているプロです。そのため、部品の劣化具合を確認して近いうちに交換が必要になることが経験から予想できるため、交換しておくことでお客様にトラブルが起こらないようにしているのです。

車検専門業者

車検専門業者で車検を受けるメリットとして、信頼できる整備を比較的安くしてもらえるということが挙げられます。なぜなら車検専門業者は民間整備工場から独立していることが多く、車検や整備のノウハウをもっているからです。

車検専門業者は全国にチェーン店を構えていることが多いです。ディーラーなどのように親会社の純正新品の部品に交換しなければいけないなど、部品が縛られることがありません。またリビルト部品(使用済みの車から取り外した、状態のよい部品)も積極的に使用するため、比較的交換費用が安くなることが多いです。

また、大半の車検専門業者が店舗ごとに指定工場になっています。そのため部品の交換箇所が少なければ、車検を3時間程度で終わらせることができます。

デメリットは、予約制になっている場合が多いため、車検の事前予約をしなければならないことです。また、車を自ら運転して持ち込み、引き取りにも行かなければなりません。

さらに、会社名の通り「車検に通す」ことを専門としているため車検の点検項目は徹底していますが、それ以外の軽微な交換箇所など対応しないことが多いです。

民間整備工場

いわゆる「町工場」と呼ばれる整備工場が民間整備工場です。民間整備工場のメリットとして、自宅から近いところにあることが多く、普段車に乗っていて何かトラブルがあったときにすぐに駆けつけてもらえる点があげられます。

料金としてはディーラーに次いで高いですが、何か不具合を生じた時にすぐに解決できるという点では、他の業者にはない強みがあります。整備の内容についても、ディーラーに引けを取らないくらいきちんと整備してくれます。

デメリットは、価格がやや高いことです。また、工場によって設備や能力に差があります。また、車も自分で持ち込んで、車検合格後に引き取りに行かなければいけなかったり、土日は営業していなかったりと店舗によって差があります。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドの車検を活用するメリットとしては、普段から行き慣れているため気軽に安心して車検を依頼することができる点が挙げられます。また、料金は車検専門業者と同じくらい安いです。

24時間営業しているガソリンスタンドでは、車検を24時間受付していることもあります。また、ガソリンスタンドでは普段の給油から割引したり、洗車やワックスコーティングなどのサービスがあったりするのも特徴です。

デメリットとしては、ディーラーや民間整備工場に比べると十分な整備技術がありません。また、指定工場でないことが多くグループの指定工場に車検を依頼するようになるため3〜5日程度かかります。

それだけ日数がかかるにも関わらず、代車はありません。さらに、車検を受けるために自分で車を持っていかなければならないなどデメリットが目立ちます。

カー用品店

カー用品点のメリットとしては、車検の費用を安く抑えられる点にあります。また会員サービスを行っていることが多く、会員になるとオイル交換の工賃が無料になったりするなど、日常の点検が安くなるメリットがあります。

デメリットはガソリンスタンドとほとんど同じです。カー用品点は指定工場でないことが多く、1日で車検が終わらないことが多いです。さらに、整備能力がディーラーや町工場よりも劣ることが多いです。

車検代行業者

車検代行業者のメリットはとにかく料金が安いことです。ユーザー車検(自分で車検に通すこと)の代行のようなものですので、法定費用5〜7万円と代行手数料1〜3万円がかかるだけで済みます。ユーザー車検で車検を受けたいが、平日は仕事の都合などで受けることができないという人に向いています。

デメリットは、整備を一切しないため車検後に故障が起きた際はすべて自己責任になってしまうことです。年式が増えるほど故障の可能性が高くなるため、ディーラー車検に出すよりも結果的に費用が高くなる場合もあります。

ユーザー車検

ユーザー車検は前述の通り、自分で車検を通すことです。最低限支払わなければならない法定費用のみで済むため、車種にもよりますが5〜7万円程度で車検を通すことが可能です。また自分で通すため、余分な部品の交換なども行わないため余計な出費がありません。

デメリットは、運輸支局が平日しか稼働しておらず、また書類の記載などで大幅に時間を割かれることです。そのため平日に丸1日時間を作らなければなりません。平日勤務のサラリーマンであれば、1日仕事を休む必要があります。

また車は年数が古くなればなるほど、交換部品が増えます。車の整備をすべて自分でするのは非現実的です。そのため、大きなトラブルがあれば費用は高くつくこともあります。

車検はどの業者に頼めばいいのか

上記で説明してきたように、車検の費用や整備内容は業者によって大きく違いがあります。

もし、いくらお金を支払ってもいいからきちんと整備して次の車検まで安心して乗り続けたいということであれば、正規ディーラーで車検を受けるようにしましょう。

車検の費用はそこそこに抑えたいが、次の車検までは安心して乗りたいという場合であれば、正規ディーラー(もしくは民間整備工場)と車検専門業者を交互に使っていくのがオススメです。

実は、1990年以降に発売された国産車は、ちょっとしたトラブルでは、大きな故障につながりにくくなっています。国産車の車体の組み立て技術や部品一つ一つの耐久性が1980〜1990年に飛躍的に向上したためです。

そのため、今では車もきちんと整備し続ければ20年以上乗ることができます。

ただ、実際には車検を通していくと「13年経った車」や「走行距離が10万キロを超えた車」はディーラーでの車検と整備の費用が合計50万円を超えることが多々あります。

なぜこれほど高い価格になるかというと、乗り続けるために大規模な部品交換や修理を行わなければならないからです。

このように、整備の費用の高さから乗り換えてしまう人がいます。実際、新車登録から13年以上経った車や、走行距離が10万キロを超えた車だと新車に乗り換えた方が結果として安くなることが多いです。

車に愛着があれば乗り続けてもいいと思います。しかし、「家族のためにサイズの大きい買ったが子供が社会人になって持て余している」など買い換えるタイミングがなく持ち続けている人は多いです。

そのような場合は、車を買取業者に買い取ってもらって車検費用が安く済む軽自動車などへ乗り換えをするのも良いです。

こうしたことを考慮して、いくら支払ってもいいから次の車検まで万全の状態で安心して乗り続けたい人は正規ディーラーで車検を受けるようにしましょう。

車検の費用をおさえつつ、安心して乗りたいというのであれば正規ディーラーと車検専門業者を交互に利用するようにしましょう。


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