「ガリバーの査定ってしつこい」という口コミを見かけますが、実際どうなのか疑問ですよね。
査定額を高く売るする方法を調べているうちに、ガリバーのような中古車買取店で査定を依頼する人は意外と多いです。
ただ、ネットで調べてみると「さすが業界最大手!一番査定額が高かった」と高く評価する人もいれば、「ガリバーの査定は最悪。二度と使わない」と苦情混じりに低く評価する人もいます。実際はどうなのでしょうか。
この記事では、実際にガリバーに査定依頼した体験談をもとに、ガリバーの査定の評価を検証していきます。
結論:ガリバーの査定は悪くなかった
結論からいうと、ガリバーの査定で悪かった点は特にありませんでした。
「一度店舗を訪れるとしつこく買取を迫られる」というレビューをヤフー知恵袋や評判サイトで見てからだったので、恐る恐る行きました。
査定額を出してもらってから「一晩検討してみます」と伝えると、「お電話お待ちしています」と店員から言われて店を去る事ができました。
査定を待っている間には一時的に車検証や車の鍵を預けますが、査定に必要なチェックが終わるとすぐに返してもらうことができました。
ガリバーの電話査定で減額される場合とは?
ガリバーの電話査定で言われた金額から減額されるのは、実際に査定士が査定したときに減額ポイントが見つかった場合です。
たとえば、水アカやサビが目立っていたり、シートが極端に汚れていたりすると減額の対象になります。
そのため、車を査定してもらうときは実際に査定士に見てもらうべきです。電話で伝えることができるのはせいぜい、「車種」「年式」「走行距離」の3つの情報のみです。
そのため、ガリバーの電話窓口では次の2つのパターンでしか金額を伝える事ができないのです。
買取金額に満足してもらうため、極端に安い金額を伝える
後から減額することを前提に、その車種の最高買取額を伝える
(実際の査定額は下がる)
年式が古くなり、走行距離が増えるほど減額になる可能性が高くなります。
具体的に減額されてしまうのは次のような場合です。
- 修復歴(交通事故などで修理したこと)がある場合
- 室内で強い匂いがする場合
- メンテナンス不良の場合
これ以外にも査定士が「次のユーザーさんに売れにくいだろう」と判断すれば減額されてしまうのです。
そのため、電話査定で言われた金額はあくまで参考程度にとどめましょう
ガリバーのオンライン査定の評判は良くない?
ガリバーでは、オンラインで車の状況を申告しておおよその金額を知る方法があります。具体的には、車種、年式、走行距離実際に私も利用したことがありますが、おおよその金額を知るには良いです。
たとえば、私が乗っているホンダ・ライフをガリバーのオンライン査定に出したときには、電話で「35万円くらいでしょうか?」という金額を提示されました。
新車ディーラーの下取り査定で言われた30万円に比べれば良い金額でしたが、ちょっと安すぎるなという印象でした。
ただ、「もし良かったら店舗で詳しく査定してみませんか?」と提案していただいたため、実際に下の写真のように店舗で査定してもらいました。
店舗で査定してもらった結果、「45万〜50万円くらいになりそうです」という査定結果をいただきました。
査定額が違った理由を聞いてみると、「こまめにメンテナンスしてあったため、同年式のライフより状態が良かった」ということでした。
このことから、オンライン査定はおおまかな金額を知りたいときには役に立つということがわかりました。もっと正確な金額を知りたいのであれば、その後出張査定や店舗査定をしてもらうといいでしょう。
ガリバーのクレームガードは「不要」な場合がほとんど
ガリバーでは、買い取った車の不具合が買取後に判明した場合、「クレームガード」というサービスに加入していれば損害金の負担が不要になるサービスがあります。
もしこのサービスに加入していなければ、買取後に不具合が発生した場合に金銭的な負担をしなければいけないことになっています。果たして、売却するときにはクレームガードは付けたほうがいいのでしょうか。
結論から言えば、査定時に不具合を正直に説明すればクレームガードは不要でしょう。
ガリバーのクレームガードで補償されるのは、次のような場合です。
- 売却後に中古車オークションに出品し、そのオークションで不具合が発覚してクレームが入った場合
- 次のオーナーが決まり、受け渡し前の整備と点検で不具合が見つかった場合
これらは、車を売却するときに正直に説明すれば、修復が必要な分が減額され、きちんと「訳あり車両」として販売されます。
そのため、正直に不具合があることを買取店に説明することが大切です。
ただし、少しも不安な気持ちを抱えたまま売却したくないのであれば、クレームガードに入っておいたほうが無難でしょう。
次のオーナーへ名義変更完了後は、損害賠償は請求されない
どんな不具合があったとしても、次のオーナーへ名義変更が完了してしまえば、あなたに損害賠償が請求されることはありません。
極端な話ですが、「エンジンの回転数が時々安定しない」という不具合があることを分かっていながら、査定のときに黙っていたとします。
買取後に、ガリバーがオークションに出品した段階で不具合が発覚した場合、査定依頼者が発生した損害を賠償する必要があります。
ただし、この損害賠償を負うのは名義が変更されるまでです。名義が変更されてからの損害賠償の責任はガリバーが負うことになります。
名義が変更されたら、売り主のもとに車の名義変更が完了した旨の通知が来るので、それまでは責任があることを知っておきましょう。
ガリバーが買い取った車両は、おおよそ2週間でオークションで流通したり、ガリバーの販売ネットワークで売れていきます。
売却後にクレームが来ないことを確実に知るためにも、名義変更が完了したことをガリバーに教えてもらうようにしてください。
ガリバーの査定がしつこいと言われる2つの理由
具体的に何がしつこいのか調べてみると、査定を利用したときに「電話のしつこさ」と「当日の対応」に困っていることがわかります。
では、ガリバー以外の店舗であれば安心かというと、そういうわけでもありません。
実は、「電話」と「当日の対応」は買取店の問題ではなく、対応する人次第です。正直、こればかりは運任せとしか言いようがありません。
あなたの話を落ち着いて聞いてくれて、増額や減額の理由を丁寧に話してくれる担当者が大半です。
しかし、依頼者の事情を無視して「とにかく安く、早く買い取れれば良い」と自己利益しか考えていない残念な担当者がいるのも事実です。
そのため、しつこい店員や査定士が少数ながらいることを頭の片隅に置いて、査定依頼することが大切になります。
しつこい営業マンを黙らせる「断り方」
もし、しつこい営業に当たってしまった場合の対処法は、査定の「断り方」を覚えておくことです。具体的には、次の2点を明確に伝えましょう
- 廃車になるまで乗り続けることにした
- 売る気はまったくない
私自身も査定で必要数以上に依頼してしまった苦い経験があります。そのとき、「結局、廃車になるまで乗り続けることにした」と伝えて査定そのものをキャンセルしました。
その連絡をして以来、迷惑な電話やメールなどの連絡が来ることはありませんでした。
ただし、間違っても「他の店舗と価格を比較している」と伝えてはいけません。なぜなら、「買い取れる可能性があるんだな。粘ってみよう」と解釈されるため、しつこい買取勧誘が続くことになるからです。
まとめ
ガリバーの査定の実態について自分の経験談を踏まえて解説してきました。
複数の買取店に査定してもらった中では、電話でおおよその査定額を知らせた後に、実車の査定で詳細な金額を教えてくれたので非常に親切です。
また、売却後のお金の振込についても数日内に振込が完了するため、乗り換えもとてもスムーズに進められて良かったです。
これから乗り換えを検討しているのであれば、車のおおよその金額を知るためにも気軽に使ってみてください。
車を売るときにもっとも大切なのが、「査定額を比較する」ことです。今まで大切に乗ってきた車だからこそ、最後は高く売りたいですよね。
実際に私が車の売却をしたときも、最初にディーラーに買取を依頼したときよりも、なんと23万円高く買い取ってくれました。ユーカーパックならたった1回の査定で、全国5000社以上の買取店がオークション形式で査定額を決めてくれます。入力も1分で終わり、無料で使えるサービスなので気軽に試してみてください。
一括査定サイト違って1社だけに依頼するので、一括査定で起こりがちな「電話が鳴り止まなくて困る」「比較している最中に売却を強要される」というトラブルも起きないので安心です。
今まで長い時間を過ごしてきた愛車だからこそ、少しでも高く売れたほうが嬉しいですよね!